「とりあえずここ行っとけ!」な北海道おすすめスポットリスト〈道南・道東編〉

函館

前回の記事「とりあえずここ行っとけ!」な北海道おすすめスポット
〈札幌・札幌から日帰り編〉では、札幌市内や、
札幌から日帰り圏内のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。

しかし、北海道の魅力を満喫するには、それだけではもったいない!

本州とは一線を画す大自然や動物、
美食に出会える道南・道東のおすすめ観光スポットをご紹介します!

〈3〉現地で泊まって楽しむ!道南・道東

大き目の都市を中心として、エリア別にご紹介します。

なお、中心都市から100kmくらいまでを同エリアに入れていますので、
実際行く際は必ず地図をチェックして、無理のないよう行程を組んでくださいね!
(道民は100kmまでは近いという認識で生きておりますので…笑)

また、複数の中心都市から100km圏内のスポットもありますが、
記事としてまとめるため、便宜上どこかのエリアに分けています。

たとえば、「摩周湖」は釧路中心地から約87kmのため、
釧路エリアに分類していますが、
北見中心地からも約90kmの距離です。

エリアにとらわれすぎず、ご自身のルートと各スポットとの距離を
照らし合わせて訪れてみてください♪

1.函館(道南)

北海道屈指の観光都市・函館。

江戸時代に貿易港として開港した名残の異国情緒あふれる建築物から、
幕末の戊辰戦争の遺構まで、歴史ロマンを感じる街です。

観光スポットは、観光ガイドや他の方のブログそのままだと思うので、
ここでは私が函館に行ったら絶対食べる、イチオシグルメをご紹介します。

各地から函館へのアクセス

★東京発…飛行機直行便で約1時間20分、新幹線で約4時間半
★大阪発…飛行機直行便で約1時間半
★名古屋発…飛行機直行便で約1時間半
★札幌発…車で約4時間半、バスで約5時間半、特急列車で約3時間半

函館のおすすめスポット

マックではなく「ラッキーピエロ」、
セイコーマートではなく「ハセガワストア」、
と独自のチェーンが発展しているのが函館の特徴です。

①「函館朝市」内の「朝市の味処 茶夢」

函館朝市の「どんぶり横丁市場」内にある、
海鮮丼や焼き魚・煮魚定食のお店です。

現地に長く住んでいる知人から教えてもらった、
地元民も通うお店です。

一品頼むとめちゃくちゃたくさん小鉢が出てきます!
どれもおいしいのですが、特にイカのゴロ炒め煮が絶品です。

函館朝市は正直、観光価格のお店・サービスのお店もありますが、
このお店は価格・味・ボリュームの三拍子がそろったお店でおすすめです!

関連ランキング:定食・食堂 | 函館駅前駅函館駅市役所前駅(函館)

②ラッキーピエロ

函館ではこの「ラッキーピエロ(通称ラッピ)」のせいで、
マックに存在感がありません(笑)。

びっくりするくらいメニューがありますが、
私が必ず食べる激押しはチャイニーズチキンバーガーとラキポテ!

チャイニーズチキンバーガーは甘じょっぱいから揚げが絶品です。

札幌から函館に遊びに行く際は、
私は滞在1日目にこのバーガーを食べ、
2日目はからあげ単体をテイクアウトして、
札幌への帰りのバスで食べるのが定番でした(笑)

ラキポテはフライドポテトにミートソース、
ホワイトソースがかかった、どうみてもカロリーおばけ商品ですが、
食べずには帰られないオリジナル商品です。

〈公式ホームページ〉ラッキーピエロ

③「プティ・メルヴィーユ」の「かぼちゃのプリン」

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道南産の糖度24度のかぼちゃ・くりりんが使用されており、
かぼちゃの持つ自然の甘味が存分に生かされたプリンです。

「世の中にこんなに甘いかぼちゃがあるのか!」と驚かされます。

観光名所「金森赤レンガ倉庫」にある
「パティスリー プティ・メルヴィーユ BAYはこだて店」では、
喫茶コーナーで食べることができるので、
観光の一休みにぜひ。

〈公式ホームページ〉プティ・メルヴィーユ

〔関連記事〕【北海道のお土産】地元民の私が選ぶおすすめ19選!!

④「ハセガワストア」の「やきとり弁当」

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北海道では、「焼き鳥」という場合、鶏串と豚串双方を指します。

(東京でわざわざ「焼きとん」として売られているのを見て、
最初は「なんの食べ物?」と思いました)

やきとり弁当は豚串の焼き鳥をご飯と海苔の上に載せた弁当です。

焼き鳥のタレでしなった海苔と焼き鳥とご飯がとにかく合います!

タレは醤油だれ・塩・塩だれ・うま辛・みそだれの5種類から選べますが、
私のお気に入りは醤油だれと塩だれです。

〈公式ホームページ〉ハセガワストア

⑤はこだてクリスマスファンタジー

グルメではありませんが、どうしても載せたかったので載せました。

毎年12月1日から25日まで、
ベイエリアの赤レンガ相互群の前で行われるイベントです。

最大の目玉は、カナダにある函館の姉妹都市から毎年贈られてくるもみの木を
使用した巨大クリスマスツリーです!

約15万個のイルミネーションで飾られたツリーが海に浮かぶ姿は、
幻想的でとても美しいです。

また、ツリーの近くでは趣向を凝らしたスープが数種売られており、
どれも具がたくさんでおいしいです。

2.帯広・十勝エリア(道東)

六花亭や柳月など、北海道の有名菓子メーカーの発祥地である
帯広市を中心とする、帯広・十勝エリア。

少し前には朝ドラ「なつぞら」の舞台として話題になりました。

「いかにも北海道!」な広大な畑や牧場の広がる景色が楽しめる、
ドライブにもってこいのエリアです。

各地から帯広へのアクセス

★東京発…飛行機直行便で約1時間半
★大阪発…飛行機羽田空港乗り継ぎで約4時間10分
★名古屋発…飛行機羽田空港乗り継ぎで約6時間(8月のみ直行便あり)
★札幌発…車で約3時間、バスで約4時間、特急列車で約2時間半

十勝エリアのおすすめスポット

①ぱんちょう、ぶた丼のとん田(帯広市)

帯広グルメで絶対外せないのが、この豚丼。

なかでも、写真の「ぱんちょう」は昭和8年創業、
豚丼元祖のお店として知られています。

炭火焼きの香ばしさと甘じょっぱいタレが合います。

一方、「ぶた丼のとん田」は、帯広の豚丼では珍しく、
お肉がフライパンで焼かれている分、お肉の甘味を強く感じられます。

ボリューミーなので難しいかもしれませんが、
各店舗によって焼き加減や豚の部位、タレの味に違いがあるので、
数日滞在する際は食べ比べてみるのもおすすめです!

関連ランキング:豚丼 | 帯広駅

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②六花亭 帯広本店・西三条店(帯広市)

帯広発祥で。北海道土産としても有名な「六花亭」。

道内各地に店舗がありますが、
限られた店舗でしか食べられない限定スイーツが複数あります。

中でもおすすめは、全国的にも有名なマルセイバターサンドの
アイスバージョン・マルセイアイスサンド。

帯広本店・西三条店・札幌本店でしか食べられないレア商品なので、
ぜひご賞味あれ!

〔関連記事〕六花亭の店舗限定スイーツが激ウマ!!5選

③幸福駅(帯広市)

その名前から「縁起が良い」として観光客が多く訪れる「幸福駅」。

旧国鉄広尾線の駅の一つで、1987年に廃線となっており、
本当は廃線と共に駅舎は取り壊される予定でしたが、
幸せを呼ぶスポットとして今も残されています。

④十勝川温泉(音更町)

全国的にも珍しい、
植物性温泉の「モール温泉」という泉質の十勝川温泉。

お湯の色は、コーヒーやコーラに近い黒褐色です。

宿泊はもちろん、日帰り温泉も充実しています。

帯広駅から約10km、バスで約40分とアクセスが良いので、
帯広観光にプラスアルファして癒されてください♪

〈公式ホームページ〉音更町十勝川温泉観光協会

⑤ナイタイテラス(上士幌町)

日本一広い公共牧場・ナイタイ高原牧場の頂上にある、
全面ガラス窓のビュースポットです。

麓の入口ゲートから標高800mのナイタイテラスまでの道も、
左右に雄大な牧場が広がる絶景ビュー。

他の県ではなかなか味わえない広大さに、
感動すること間違いなしです。

また、ナイタイテラスはランチやカフェメニューもあるので、
のんびり景色を眺めながらのお食事タイムも楽しめます。

〈公式ホームページ〉ナイタイテラス

⑥糠平温泉 中村屋(上士幌町)

昭和レトロな建物や内装、家具がぬくもりのある雰囲気を醸し出す、
他の温泉宿とは一線を画すおもおてなしが評判の宿です。

糠平周辺の野菜・山菜を中心に、
徹底的に地産地消にこだわった食事や、
自家製の果実酒などを楽しめます。

ロビーでは、火鉢でポテチやおやきを焼いて食べたり、
地元産の野菜を購入したりすることができます。

また、敷地内にひょっこりエゾシカが遊びに来ることもしばしば。

旅好きにとてもおすすめのお宿で、詳しく知ってもらいたいので、
上記添付のインスタ(私の投稿です)をぜひご覧ください!

〈公式ホームページ〉糠平温泉 中村屋

〔関連記事〕手作りのほっこり空間に癒される宿「糠平温泉 中村屋」

⑦タウシュベツ川橋梁(上士幌町)

人工ダム湖・糠平湖上にあり、
旧国鉄士幌線のコンクリートアーチの一つであるタウシュベツ川橋梁。

ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面にその姿を現し、
水位が上昇する5月頃から沈み始めて、
夏には完全に湖底に沈んでしまう、神秘的な橋です。

⑥の糠平温泉 中村屋から車で約30分程度なので、
ぜひ合わせて行ってみてください。

3.釧路エリア(道東)

さんまや牡蠣など、新鮮な魚介類が楽しめる釧路エリア。

白樺が自生し、鶴があちらこちらに生息するなど、
どことなく異国感のある独特な雰囲気の地方です。

全国の他の地域ではなかなかできない自然体験ができる地方なので、
ぜひ旅好きの方に行ってみてほしいです!

各地から釧路へのアクセス

★東京発…飛行機直行便で約1時間35分
★大阪発…飛行機直行便で約2時間5分
★名古屋発…飛行機新千歳空港乗り継ぎで約4時間半~5時間10分
★札幌発…車(高速利用)で約4時間、バスで約5時間半、特急列車で約4時間半

釧路エリアのおすすめスポット

①釧路湿原(釧路市・釧路町・標茶町・鶴居村)

道東観光の大定番・釧路湿原。

日本国内で初めてラムサール条約に登録された湿地で、
東京23区がすっぽり収まる広大な面積を誇ります。

湿原には遊歩道があり、散策しながら、
普段なかなか目にしない、湿地特有の草花を楽しめます。

以前撮った、釧路湿原の遊歩道の休憩スペースで
ご飯を食べる写真が残っているのですが、
すこし枯れた木とどこまでも広がる草に囲まれて、
まるでサバンナに来たかのような写真です(笑)。

釧路湿原周辺の地域では、オールシーズン、
タンチョウがあちらこちらにいます。

釧路に1年半住んでいたことがある私の感覚では、
田んぼ一つ分以上くらいの広さのある、
短めで長さのそろった草むらで発見できる確率がかなり高いです!

②釧路市内の「コープさっぽろ」(釧路市)

全く観光スポットではないのですが、
キャンプやゲストハウス泊で自炊する方には行ってもらいたい、
釧路市内のスーパー・コープさっぽろ。

皆さんご存じ、生協ですが、
日本有数の漁港・釧路港がある釧路市のコープは、
魚介類がなんせ豊富です!

サケ、サンマ、タラなど定番の魚から、
ハモ、キンメ、本シシャモなど、
普段あまりスーパーで見ない魚も売られています。

また、足がもげたり、傷がついたりした「傷あり品」の毛ガニが、
なんと500円~2000円程度で売られていることも!

漁港のまちならではの品ぞろえに、わくわくすること間違いなしです。

③道の駅 厚岸グルメパーク コンキリエ(厚岸町)

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北海道じゃらんが選ぶ「道内の道の駅食事メニューランキング」で、
11年連続1位となっている、おいしいものいっぱいの道の駅です。

全国的にも人気の厚岸産の牡蠣や、
地元とれたての海産物を炭焼きで楽しむ「炭焼 炙屋」が人気です。

また、牡蠣のおつまみとお酒をたしなめる「オイスターバールピトレスク」や、
牡蠣を使ったテイクアウトメニューが楽しめる「オイスターカフェ」など、
様々な形態の飲食店が入っています。

牡蠣からできた様々な調味料やレトルト食品、
オイスタービール(味は意外と普通のスタウトビールに近い笑)など、
牡蠣の加工品をメインとしたお土産も豊富です。

〈公式ホームページ〉道の駅 厚岸グルメパーク コンキリエ

④川湯温泉(弟子屈町)

舐めてみると強烈に酸っぱく、
レモンよりも酸っぱいとも言われるほどの衝撃の泉質です。

友達を連れていくと、「何この温泉⁉」ととても驚かれます。

私が調べた限り、秋田の玉川温泉に次いでpHが低い、
日本有数の強酸性泉です。

その酸性の強さから、川湯温泉に釘を入れておくと、
一週間で溶かしきってしまうといわれるほど。

どの温泉施設も源泉100%かけ流しで、
薬効たっぷりの温泉に浸かることができます。

温泉好きも、そうでもない方も、
なかなか体験できない泉質なので、行ってみてほしいです!

⑤硫黄山(弟子屈町)

④の川湯温泉から約3kmほどの地点にある、噴煙を上げ続ける活火山です。

ゴツゴツとした山肌のいたるところから、
「ゴォーッ」と音を立てて熱い蒸気があがっています。

黄色く見えるのは硫黄の結晶で、「硫黄山」の名の通り、
辺り一面硫黄の匂いが立ち込めています。

他ではあまり味わえない、
「地球は生きている!」という感覚を味わえる場所です。

⑥摩周湖(弟子屈町)

世界2位、日本一の透明度を誇る湖・摩周湖。

約7000年前の巨大噴火によってできたカルデラ湖で、
空の青さが湖面に映りこむ、幻想的な「摩周ブルー」が特徴です。

晴れているとこの美しい景色が見れますが、
摩周湖は霧が多く、別名「霧の摩周湖」としても知られています。

特に6月・7月は、五分五分の確率で霧で摩周湖が見えないと言われています。

「霧のない摩周湖を見ると婚期が遅くなる」
「カップルで訪れた際に、霧で覆われていれば関係が長続きする」など、
信憑性のなさそうな都市伝説もよく聞くので、
霧で湖面が見えなくても、それはそれで同行者と盛り上がりましょう(笑)

まとめ

今回は道南・道東についてご紹介させていただきましたが、
いかがでしたでしょうか?

「今まで札幌近辺しかよく知らなかった」という方に、
少しでも興味をもってもらえていたら嬉しいです。

次の記事は
「とりあえずここ行っとけ!」な北海道おすすめスポット〈道北・オホーツク編〉
をお送りいたします。

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