【1泊2日】車で回る熊野三山・熊野古道満喫コース!

和歌山

2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の1つとして世界遺産登録されて以来、
国内外からたくさんの参拝客が訪れる熊野三山。

熊野三山は熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の3つの神社の総称です。

熊野三山の周辺には、上記3つの神社以外にも魅力的な神社がたくさんあります。

また、熊野古道を気軽に歩くことのできるルートもあります。

今回は車で回る、熊野三山・熊野古道満喫コースをご紹介します。

前泊

熊野三山巡りのスタートは熊野本宮大社です。

朝からスタートするため、遠方から訪れる場合は前泊が必要です。

ゆったりと温泉を楽しみたい方は、南紀白浜温泉がおすすめです!

宿泊費を抑えたい方は、田辺市や上富田町にゲストハウスがあるので、
そちらを利用しましょう。

私は上富田町にある「ゲストカフェ 口熊野」というゲストハウスに泊まりました。

オーナーさんが、熊野三山周辺や熊野古道の見どころスポットや
効率の良い回り方を教えてくださり、大変ためになりました。

また、南紀白浜温泉からも車で15分ほどなので、
南紀白浜温泉の日帰り温泉「長生の湯」で温泉を楽しみました。

 

1日目

9:00 宿を出発

10:00 牛馬童子像

熊野古道中辺路ルートのシンボル的存在である像です。

「道の駅熊野古道中辺路」で車を停め、
木漏れ日が注ぐ山道を800mほど歩いたところにたたずんでいます。

像自体は50cmほどと小さく、すごく感激するようなものでもありませんが、
至るまでの道がマイナスイオンたっぷりで気持ちいいです。

11:30 熊野本宮大社

熊野本宮大社は、牟須美(むすみ)・速玉(はやたま)・家津美御子神(けつみみこのかみ)・天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られた神社です。

熊野三山の中でも、熊野大社は茅葺き屋根の社殿が歴史を感じさせ、
神聖な雰囲気です。

熊野本宮大社から徒歩10分のところに、
大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる場所があります。

明治22年の洪水により、熊野本宮大社は社殿の多くが流出してしまい、
現在の熊野本宮大社は流出を免れた3棟を移築・再建したものとなっています。

元の社殿があった場所が大斎原です。

12:30 熊野本宮大社付近でランチ

熊野本宮大社を過ぎると、山道が続き、お店はほとんどなくなってしまいます。

熊野本宮大社付近には飲食店がいくつかあるため、
ここでランチを済ませておきましょう。

今回は、熊野本宮大社前の瑞鳳殿内にある、
茶房 珍重庵 本宮店」で「山かけざるそば」をいただきました。

14:00 玉置神社

「神様に呼ばれないと行けない」と言われる玉置神社

パワーを感じる人が多かったり、
なんらかのトラブルが起きてたどり着けなかったり人がいることから
そのように呼ばれているらしいです。

全くパワーを感じない私は、「多分呼ばれてるだろ」と思うことにし、
普通に訪れました。

駐車場から神殿まで約15分ほど、アップダウンのある参道を歩きます。

本殿のさらに奥、玉置山の山頂に向かう途中にある「玉石社」は、
スピリチュアルなパワースポットとして人気です。

16:30 神倉神社

神倉神社は熊野速玉神社の摂社で、熊野三山の熊野権現が降り立ったとされ、
熊野信仰のはじまりとなった場所です。

「ゴトビキ岩」と呼ばれるご神体である巨岩と朱色の神殿は、
他の神社では見られない荘厳な雰囲気です。

この絶景を見るには、大変に急な階段を538段登る必要があります。

写真では伝わりにくいですが、上から見るとほぼ直角なので、
降りる時かなり怖いです(尻もちをつきながら降りている人もいました)…。

段差も大きいので、途中で登るのをやめたくなりますが、
乗り越えた先は間違いなく感動する絶景です!

17:30 新宮市内のホテル泊

2日目

9:00 熊野速玉大社

熊野速玉大社は前述の神倉神社の本宮です。

熊野速玉大神と熊野夫須美大神の夫婦神を主祭神としています。

境内にある樹齢千年のご神木「ナギの大樹」は、
平重盛が植えたと言われています。

10:00 大門坂駐車場

こちらに車を停めて、大門坂~熊野那智大社~那智の滝ルートを歩きます。

大門坂~熊野那智大社~那智の滝ルートは、
熊野古道初心者でも歩きやすい、かつ、
熊野古道の雰囲気を楽しむことのできるおすすめのルートです。

しばらくお手洗いがないので、ここでお手洗いを済ませましょう。

10:10 大門坂

苔のむした石段が約640m続き、
樹齢800年を超えるものもあるという杉に囲まれた趣のある道・大門坂。

いかにも「熊野古道」という雰囲気を味わえます。

坂道が続くものの、段差が少ないので歩きやすいです。

11:00 熊野那智大社

大門坂の石畳の道を過ぎ、しばらく住宅やお店の間を歩いていくと、
那智山の中腹に美しい朱色の門を持つ熊野那智大社があります。

那智の滝に対する自然崇拝を起源とする神社です。

夫須美神を御主神としています。

11:30 那智山青岸渡寺の三重塔

熊野那智大社から歩いて10分ほどのところに、
那智の滝と並んだ写真が有名な三十塔があります。

この塔は、熊野那智大社の横にある「那智山青岸渡寺」というお寺の仏塔です。

12:00 飛瀧神社

熊野那智大社の別宮で、落差が133mと日本一である那智の滝自体を
ご神体とする神社です。
(ちなみに前述の熊野速玉大社のご神体も、
摂社である神倉神社の「ゴトビキ岩」です。)

そのため、神殿はありません。

神殿がない神社は初めて見たので、びっくりしました。

12:30 お土産屋さんや食堂で一息

熊野那智大社や飛瀧神社の周辺には、お土産屋さんがたくさんあります。

また、ランチをいただける食堂も多数あります。

たくさん歩いた疲れを回復するため、
和か屋本店のお滝もちや紀州てまり餅、
いくつかのお店にある黒飴ソフトクリームなどを食べてみては?

13:30 大門坂駐車場

お土産屋さん街から30分ほど歩くと、大門坂駐車場に戻ります。

15:00 十津川温泉で日帰り入浴

大阪方面に帰るのであれば、ぜひ寄ってもらいたいのが十津川温泉。

旅館から公衆浴場の温泉まで、多彩な日帰り入浴を楽しめます。

たくさん歩いて汗をかいた後の温泉は最高に気持ちよいですよ!

まとめ

熊野三山のみであれば、1日で回ることも可能ですが、
せっかく熊野三山・熊野古道周辺に来たのであれば、
玉置神社や神倉神社なども含めてじっくりと参拝することをおすすめします!

パワースポット好きも、自然好きにも、
今度の旅の候補にぜひおすすめしたい場所でした。

 

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