アデレードワーホリのメリット・デメリット

アデレード

オーストラリアのワーホリ先として人気の都市と言えば、シドニー・メルボルン・ブリスベン・ゴールドコースト・ケアンズ・パースが真っ先に思い浮かぶかと思います。

私の住むアデレードは、前述の都市と比べると、ワーホリや留学先の都市としての情報が少ないですが、生活費を抑えたい人や大都市が苦手な人にはうってつけの都市です!

一方で日本人が少なく、最低限の英語力がないと生活しづらい都市でもあります。

私の思う、アデレードでワーホリするメリット・デメリットをご紹介したいと思います!

メリット

他の大都市と比べて物価が安い

日本と比べて物価が高いことで知られるオーストラリアですが、アデレードは他の都市と比べて、かなり物価が安いです。

特に家賃と外食費については、シドニーやメルボルンの約3~4割ほど安いと言われています。

家賃は、シドニーやメルボルンと最低予算が週50ドル(オーストラリアの家賃は週単位での支払いです)は違う印象です。

外食費は、シドニーやメルボルンのレストランでランチを食べようと思うと、20ドルを超えることも多いですが、アデレードだと15ドル前後で食べられます。

フードコートやカレーだと、10ドル前後で食べられるお店も多くあります!

アデレードの外食費は、東京中心部の外食費とあまり変わらない印象です。

ビールやワインなどのお酒も、ハッピーアワーだと5,6ドルで提供しているお店がたくさんあるので、気軽に飲むことができます。

最低賃金を守っているアルバイトが多い

他の都市の日本食レストランや観光地などで働いている人の情報を見ていると、「最低賃金以下で雇われている」と嘆いている方を結構見ます。

「英語が話せない」という点からか、最低賃金を大幅に下回る不正な賃金で従業員を雇っているお店があるのも事実です。

しかし、アデレードはローカルレストランはもちろん、日本食レストランであっても、最低賃金以下で雇っているお店はほとんど聞いたことがありません。

オーストラリア国内の最低賃金はどの都市でも変わらないので、最低賃金以上の給与が確保され、物価の安いアデレードは、生活費を工面しやすい街だと言えます。

程よく栄えていて、生活しやすい規模感

街の中心部(シティ)には買い物通りがあり、ユニクロやH&Mをはじめ多数のファッションテナントや、スーパー、飲食店、ホームセンター、スポーツ用品店、電気屋などが立ち並び、毎日多くの買い物客でにぎわっています。

シティ内は無料のトラムが走っているので、交通費が抑えられるのも嬉しいポイントです。

シティ以外でも、至る所にスーパーやホームセンター、ファストフードなどの複合ショッピングモールがあるので、買い物に困ることはありません。

私の印象でいうと、仙台より少し小さいくらいの規模感です。

日本語で発信されているアデレードの情報が少なく、「田舎」というイメージを抱かれていますが、実際は中心部が栄えており、日常生活を送る範囲には十分な本数のバス・トラム・電車が運行しているので、「地方都市」という規模感です。

アデレードに来る前に「アデレードはけっこう田舎らしい」という噂を聞いていたので、少し心配だったのですが、シティにはたくさんのテナントが立ち並び、市内中に夜遅くまで営業している飲食店もあり、「全然田舎じゃないじゃん!」と安心しました。

自然へのアクセスも良好で、バス・トラムや自転車で気軽にビーチや広い公園、丘陵地帯に行くことができます。

周りの日本人では「都会すぎるのはちょっと苦手…」という人や、地方都市が好きな人がアデレードを選んでいることが多いです。

英語力を磨きやすい

他の都市に住んだことがないので、知人やTwitterで聞いた話にはなりますが、ゴールドコースト・シドニー・ケアンズだと、生活環境によっては日本語だけで生活できてしまうそうです。

一方、アデレードは日本人が少なく、必然的に語学学校やアルバイト、シェアハウスなど日常生活で英語を使用することとなります。

最低限の英語が話せないと生活しづらい環境なので、ある程度英語力がある人にとっては、英語力を磨きやすい都市だと思います。

日本人どうしの輪が広がりやすい

他の大都市や観光都市に比べて、日本人の数が少ないアデレード。

しかしその分、「日本人」というだけで妙な親近感が沸き(笑)、日本人どうしの輪は広がりやすいです。

「私の友達にこんな日本人がいるから、今度会ってみる?」とか、「知り合いの日本人と飲むので、来ませんか?」とか、日本人が来る場に知り合いの日本人を気軽に呼ぶので、どんどん輪が広がります。

日本にいてこのノリで誘われても、参加するかどうかためらうこともありますが、アデレードにいると不思議と「もちろん行く!」という気持ちになります。

デメリット

ある程度英語が話せないと生活しづらい

日本人が少なく、日系企業の支店も少ないため、何か困りごとがあった際の対応は、基本的に英語になります。

オーストラリアでは電話で重要な連絡が来ることも多く、全く聞き取れないとトラブルの原因となってしまう可能性もあります。

今まで英語で会話したことがあまりなく、「オーストラリアに来てから英会話を学ぶ」という人は、最初から英語での会話が必要になってくるので、大変だと思います。

私の英語力も高くはなく、言いたいことは何とか大方言えますが、ヒアリングは訛りがきつい人だと何回か聞き返さないと聞き取れないというレベルです(聞き返しても全くわからないこともありますが…)。

一緒にワーホリに来ている夫が、英語が結構流ちょうなのでなんとかなっていますが、一人で来ていたら、毎日かなり大変だったと思います…。

ある程度英語が話せないとバイト先が限られる

あまり英語が話せない場合、バイト先は日本食レストランか郊外のファームなどと限られた選択肢になる可能性があります。

日本食レストランの求人は常に出ていますが、店舗数が他の都市に比べて少ないので、幅広い選択肢から仕事を選ぼうと思うと、必然的にローカルジョブを中心に仕事を探すことになります。

私の英語力は前述した通りですが、ペースの速いファストフードや、バリバリオージーに接客するウェイターは「その英語力では無理だね」と門前払いでした。

そこで、接客しないため比較的英語力が低くても働けると言われるキッチンハンド(メインシェフではない調理係)としてローカルレストランで働いたことがありますが、スタッフが全員外国人ですべて英語での会話になるので、キッチンハンドとはいえ、ペラペラではなくとも意思疎通が取れる英語力は必要です。

また、日本食レストランであっても、最低限の英語力がないと不便な場合が多いです。

日本食レストランは日本人スタッフがいることが多いため、ローカルレストランほどの英語力は必要ないものの、指導してくれる先輩が外国人で、英語で指導されることも少なくありません。

実際、今私が働いている日本食レストランも、キッチンの先輩がイタリア人のため、彼との会話は全て英語です。

ちなみに、「アデレードは求人が少ない」という記事をネット上でよく見ますが、少なくとも現在(2022年12月)、そのような実感はありません。

ただ、シドニーやメルボルンからアデレードに引っ越してきた人の話を聞くと、「アデレードの方が求人が少ない」と言っていたので、大都市と比較するとやはり求人は少ないようです。

しかし、ローカルレストラン・日本食レストラン共に常に求人が出ていますし、ワーホリバイトでありがちな「クビになった」という話もあまり聞きませんので、仕事を見つけるのに心配はしなくてよいと思います。

街が小さい

メリットであげたように「程よく栄えていて、生活しやすい規模感」と感じる人がいる一方、「街が小さくて物足りない」とデメリットに感じる人もいると思います。

日本で地方都市が好きな人と首都圏が好きな人がいると思いますが、アデレードは地方都市が好きな人にとっては、「程よく栄えていて、ちょうどよい」と感じ、首都圏が好きな人にとっては「中心部しか栄えていなく、物足りない」と感じるかもしれません。

まとめ

アデレードワーホリのメリットとデメリット、いかがでしたでしょうか?

他の人気都市に比べてアデレードの情報は少ないため、なかなかワーホリ先として候補にあがりにくい都市ですが、治安がよい・自然が多い・生活費が安いなど、日本人が生活しやすいと感じる街だと思います。

もしワーホリや留学先としてアデレードを検討されている方で、「こんな点が不安」などご質問がありましたら、Twitterで気軽にお聞きください♪

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